職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

外的帰属

外的帰属とは、起こった事象について、当事者本人ではなく、自分以外の誰かや外的な状況にその原因を求めることを指します。

例えば、テストで失敗したとき、自分の勉強不足ではなく、問題が難しかったため、または、当日調子が悪かったため、と考えることがあります。これは、外的帰属の例です。

外的帰属は、自分を守るための防御機制として働くことがあります。例えば、失敗したとき、自分の努力不足を認めてしまうと、自信を失ったり、落ち込んだりする可能性があります。そのため、外的帰属を行うことで、自分の評価を下げずに、失敗を受け入れようとします。

ただし、外的帰属が行き過ぎてしまうと、問題解決の妨げになることもあります。例えば、自分の努力不足を認めずに、外的帰属ばかりしていると、改善策を見いだしにくくなります。

外的帰属を適度に行うことで、自分を守りつつ、問題解決につなげることが大切です。

内的帰属との違いは、原因を自分自身に求めるか、自分以外に求めるかという点です。内的帰属は、原因を自分自身に求めるのに対し、外的帰属は、原因を自分以外に求めます。

内的帰属と外的帰属のどちらが正しいかは一概に言えません。しかし、状況や目的に応じて、適切な帰属を行うことが重要です。