Y-G性格検査とは、様々な性格特性を測定するために考案された自己報告式の質問票のことだと思います。
Y-G性格検査は、1950年代に日本の心理学者である矢田部豊裕博士とアメリカの心理学者J.P.ギルフォードによって開発されました。150の項目からなり、6つの領域にわたって30の性格特性を測定します。
知的要因（独創性、柔軟性、正確性など）
興味因子（美的、社会的、実用的など）
気質要因（例：冷静さ、繊細さ、衝動性など）
身体的要因(例：活力、敏捷性、健康)
態度因子(例：責任感、自信、楽観性)
性格要因（例：誠実さ、忠誠心、共感性）
Y-G性格検査は、様々な文化や言語で使用されており、良好な信頼性と妥当性が確認されています。また、精神疾患に関連する性格特性の特定など、研究および臨床の両面で利用されています。しかし、どのような性格検査も、個人の複雑でユニークな性格を完全に把握することはできないことに留意することが重要です。
