職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

2023-08-21から1日間の記事一覧

クレッチマー

クレッチマーとは、ドイツの精神医学者であるエルンスト・クレッチマー(Ernst Kretschmer)が提唱した、パーソナリティの類型論です。クレッチマーは、体型と気質には相関関係があるとし、以下の3つの類型を定義しました。 分裂気質(細長型):痩身で、長…

グレートマザー

グレートマザーとは、ユング心理学において、集合的無意識の中に存在する母なるものを指します。慈しむもの、包み込んでくれるものといった存在のイメージですが、同時に包み込むことは呑み込むことに通じ、子どもを独占・束縛しようとする破壊的なイメージ…

グループダイナミクス

グループダイナミクスとは、集団における人々の思考や行動等を研究する学問領域です。特に個々の人の行動の集合として記述できないような集団的行動がどのように発生するかをテーマとして扱います。 具体的には、グループダイナミクスでは、以下の事柄につい…

クリューバー・ビューシー症候群

クリューバー・ビューシー症候群(Klüver-Bucy syndrome)とは、脳の扁桃体の障害によって、情動・防衛反応の後退や、性欲・食欲の異常が生じた状態です。 1939年に、アメリカの神経科学者であるヘンリー・クリューバー(Heinrich Klüver)とポール・ビュー…

クライエント中心療法

クライエント中心療法(来談者中心療法、パーソンセンタード・アプローチ)は、1940年代にアメリカの心理学者カール・ロジャーズによって創始された心理療法の一種です。 クライエント中心療法の基本的な考えは、人は誰でも自分を受け入れられ、安心すること…

(心理学における)クライエント

心理学におけるクライエントとは、心理療法やカウンセリングを受ける人のことを指します。クライエントは、心理的な問題や困難を抱えており、その解決や改善を目的として、心理療法士やカウンセラーに助けを求める人です。 クライエントは、心理療法やカウン…

グッドマンの第二法則

グッドマンの第二法則とは、1984年にアメリカの社会学者、マーシャル・グッドマンが提唱した法則です。 「苦情処理に不満を抱いた顧客の非好意的な口コミは、満足した顧客の好意的な口コミに比較して、二倍も強く影響を与える。」 というものです。 つまり、…

グッドマンの第三法則

グッドマンの第三法則とは、アメリカのマーケティング学者であるデイヴィッド・グッドマンが提唱した法則です。 「顧客に適切な情報を提供することによって、その企業に対する顧客の信頼度が高まり、好意的な口コミの波及効果が期待されるばかりか、商品購入…

グッドマンの第一法則

グッドマンの第一法則とは、不満を抱えた顧客のうち、苦情を申し立て、その解決に満足した顧客の再購入決定率は、不満を持ちながら苦情を申し立てない顧客のそれに比べて高いというものです。 この法則は、1964年にアメリカの心理学者であるリチャード・グッ…

ぐずぐず主義克服シート

ぐずぐず主義克服シートは、認知行動療法(CBT)の技法を用いた先延ばし克服のツールです。 シートには、以下の項目が記載されています。 日時仕事・作業・やること内容の細分化予想される困難度(0~100)予想される満足度(0~100)実際の困難度(0~100)…

クオリア

クオリアとは、ラテン語で「質」を意味する「qualia」に由来する言葉です。日本語では「感覚質」とも呼ばれます。 クオリアとは、私たちが意識的に主観的に感じたり経験したりする「質」のことを指します。たとえば、赤いリンゴを見たときに感じる「赤さ」、…

ギルフォードの知能構造モデル

ギルフォードの知能構造モデルとは、アメリカの心理学者であるJ.P.ギルフォードが1956年に提唱した知能のモデルです。知能を、情報の「内容」・「操作」・「所産」という3つの側面から捉え、120の知能因子から構成されるとしています。 「内容」とは、情報の…

ギルフォード

ギルフォードとは、アメリカの心理学者であるジョイ・ポール・ギルフォード(Joy Paul Guilford、1897年3月7日 - 1987年11月26日)のことで、知能構造論を提唱した人物です。 ギルフォードは、従来の知能論が知能を単一の能力として捉えていることに疑問を持…

ギャングエイジ

ギャングエイジとは、9歳ごろから児童の発達に現れる特徴の一つであり、ギャンググループと呼ばれる同性だけの集団を形成して児童が教師や保護者より友達を大切にし始める時期のことである。また、この時期に形成される集団は閉鎖的で相互対立的である。 ギ…

(心理学における)キャラクター

心理学におけるキャラクターとは、個人の思考、感情、行動の特徴を総合的に指すものです。パーソナリティや気質と近い概念ですが、キャラクターはより具体的な行動や表現に焦点を当てています。 キャラクターは、先天的な気質と後天的な経験の両方によって形…

キャノン=バード説

キャノン=バード説とは、1927年に、アメリカの心理学者ウォルター・キャノンと、神経学者フィリップ・バードが提唱した、情動の発生に関する理論です。 キャノン=バード説によれば、情動は、外部からの刺激が視床を介して大脳皮質と視床下部に伝達されるこ…

ギャップ効果

ギャップ効果とは、ある事象と別の事象の間に大きなギャップがあった場合、後者の方がより強く印象に残るという心理現象です。 具体的には、最初に受けた印象と、後から受けた印象に大きなギャップがあった場合、後者の印象がより強く残ります。また、ギャッ…

キャッテルの16特性因子論

キャッテルの16特性因子論とは、イギリスの心理学者レイモンド・キャッテルが提唱したパーソナリティ理論です。 キャッテルは、パーソナリティを構成する特性を「根源特性」と「表面特性」に分けました。根源特性とは、人間の行動や反応の基盤となる、最も基…

キャッテル

キャッテルとは、レイモンド・バーナード・キャッテル(Raymond Bernard Cattell)のことで、イギリス生まれのアメリカ合衆国の心理学者です。1905年3月20日生まれ、1998年2月2日没。 キャッテルは、因子分析法を用いて人格の研究を行い、16の根源特性(16 P…

キティ・ジェノヴィーズ事件

キティ・ジェノヴィーズ事件は、1964年3月13日にアメリカ合衆国・ニューヨーク州クイーンズ郡キュー・ガーデン地区で発生した殺人事件です。 事件当日、キティ・ジェノヴィーズ(1935-1964年)は、キュー・ガーデン地区とは別地区であるホリスにてバーのマネ…