職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

2023-09-05から1日間の記事一覧

四体液説

四体液説とは、人間の身体には血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁の4種類の体液があり、その調和によって身体と精神の健康が保たれ、バランスが崩れると病気になるとする考え方です。 この説は、古代ギリシャの医師ヒポクラテスによって提唱され、その後、ガレノス…

四元徳

四元徳とは、古代ギリシア以来の西洋の中心的な徳目のこと。主に4つあるので、四徳、四元徳とも呼ぶ。 その4つとは、 知恵:正しく判断し、正しく行動する能力勇気:恐怖や苦痛に打ち勝つ能力節制:欲望を抑制する能力正義:他人に対して公平で正しい行動を…

四気質説

四気質説とは、古代ギリシャの医師ヒポクラテスが提唱した性格分類の理論です。ヒポクラテスは、人間の体には血液、粘液、黒胆汁、黄胆汁の4つの体液があり、それぞれの体液が性格に影響を及ぼすと考えました。 血液が多い人は、多血質(サングウィニック)…

残効の違い

残効とは、刺激が除去された後に残る効果のことです。広義には、残像なども含まれますが、狭義には、この効果がのちに続いて提示された刺激に影響して生じた感覚・知覚現象をさします。 残効には、以下の2つの種類があります。 順応残効:ある刺激に順応した…

参照点

参照点とは、意思決定において、利得と損失を判断する基準となる点です。参照点は、個人の価値観や経験、状況などによって異なります。 参照点依存性とは、参照点の違いによって人の価値判断が変化することを指します。例えば、100円ショップにある300円の商…

刷り込み理論

刷り込み理論とは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種です。刻印づけ、あるいそのままインプリンティングとも呼ばれます。 この現象は、オーストリア出身の動物学者、カール・フォン・ロー…

刷り込み

刷り込みとは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種です。刻印づけ、あるいそのままインプリンティングとも呼ばれます。 刷り込みの典型的な例は、カモなどの鳥が孵化後、最初に見た動く物体…

錯視

錯視とは、視覚や知覚において、実際の対象とは異なるように知覚される現象のことです。同じ長さの線が異なって見える、同じ形が異なって見える、同じ色が異なって見えるなど、さまざまな錯視が存在します。 錯視は、脳が視覚情報を処理する際に、さまざまな…

錯誤行為

錯誤行為とは、意図した行為とは異なる行為を行ってしまうことを指します。言い間違い、書き間違い、行動の間違い、物忘れ、ミスなど日常的にうっかりしてしまうことは、錯誤行為の一種です。 フロイトは、錯誤行為は単に注意不足や不注意によるものではなく…

作業検査法

作業検査法とは、単純な作業を一定の条件下で行わせ、作業の遂行の過程と結果から、被検査者の内的特性を解釈する方法です。 例えば、内田クレペリン精神作業検査では、数字の足し算を一定時間繰り返してもらいます。その結果から、集中力、持続力、情緒状態…

作り笑い

作り笑いとは、面白おかしいといった自然な快感情を伴わない、社会的機能を持った笑いのことを指します。 具体的には、以下のようなものが作り笑いに該当します。 上司や先輩の冗談に笑顔で応じる嫌いな人の話を聞いて愛想笑いをする面接で好印象を与えるた…

再現可能性の危機

再現可能性の危機とは、多くの科学実験の結果が他の研究者やその実験を行った研究者自身による後続の調査において再現することが難しい、もしくはできないという科学における方法論的な危機のことである。 この危機には長い歴史があるが、「再現性の危機」と…

差異心理学

差異心理学とは、個人や集団間でみられる個人差や差異を研究する心理学の分野です。 一般心理学が人間一般に通じる法則を見出そうとするのに対して、差異心理学は、個人、男女、民族など、いろいろな形で存在する人間どうしの差異から、個性や民族性などの特…

左右の大脳半球

左右の大脳半球とは、脳の左右に分かれた部分です。左右対称の形をしていますが、機能的には左右で大きく異なります。 一般的に、左脳は言語、計算、理論など論理的、概念的な思考を行い、右脳は音楽、幾何学、発想など芸術的な分野に関連しています。 具体…

魂の三分説

魂の三分説とは、プラトンが『国家』『パイドロス』『ティマイオス』等で提示した、人間の魂を3つの性質に分ける考え方のこと。 魂の三区分説、魂の三部分説などとも。 魂の3つの部分は、以下の通りである。 理性(ロゴス):善と悪を判断し、行動を導く部分…

(心理学における)魂

心理学における魂とは、人間の精神的な側面を包括する概念です。意識、感情、思考、記憶、知覚、行動など、人間のあらゆる精神活動を包括し、人間の個性や人格を形作る基盤となります。 魂は、肉体とは別個の存在であると考える「心身二元論」と、肉体と密接…

根源特性

根源特性とは、パーソナリティを構成する最も根本的な特性です。表面特性と呼ばれる、行動や態度、価値観などの直接観察可能な特性から因子分析によって抽出されます。根源特性は、表面特性を統合する役割を果たし、個人の行動や思考、感情に影響を与えます…

根源的欲求

根源的欲求とは、人間が生まれながらに持っている、生存や幸福に直結する基本的な欲求のことを指します。これらの欲求は生物学的・心理学的な観点から考えられ、人間が生きる上で必要不可欠な要素とされています。 代表的な根源的欲求には以下のようなものが…

骨相学

骨相学とは、脳は精神活動に対応する複数の器官の集合体であり、その器官・機能の差が頭蓋の大きさ・形状に現れると主張する学説です。19世紀に隆盛を誇りましたが、神経解剖学の発展によって、20世紀以降では否定されています。頭蓋測定学とも呼ばれます。 …

黒胆汁質

黒胆汁質とは、古代ギリシアの医師ヒポクラテスが提唱した四体液説に基づく気質の一種です。黒胆汁が体液のバランスを崩すと、憂鬱や消極性、内向的な性格につながると考えられていました。 黒胆汁は、脾臓で作られると考えられており、性質は冷たく、乾燥し…