職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

弱化とは?

弱化とは、オペラント条件づけにおいて、行動の後に嫌な出来事が起こることで、その行動が将来再度発生する可能性を軽減させることです。

具体的には、行動の後に嫌な刺激(罰子)が与えられることで、その行動が減る、またはなくなることを指します。

弱化には、2つのタイプがあります。

負の弱化(除去型弱化):行動の直後に何かが取り除かれることで行動が減ることを指します。
正の弱化(差異型弱化):行動の後に嫌な刺激が与えられることで、その行動が減ることを指します。
例えば、

おもちゃで遊んでいるときに友達を叩いておもちゃを取り上げられたことで、友達を叩くことが減った。
勉強をしないことで、親から叱られたことで、勉強をするようになった。
などの例が挙げられます。

弱化は、望ましくない行動を減らすために有効な手段ですが、使用する際には注意が必要です。

例えば、弱化が過度に行われると、行動が抑制されすぎて、正常な行動も減ってしまう可能性があります。また、弱化が行われる状況や条件によっては、逆に行動が強化されてしまうこともあります。

弱化を使用する際には、その効果を慎重に検討し、適切に行うことが重要です。