「マーチンゲール法則」とは、賭博において、損失が続いた場合でも、次に当たればそれまでの損失を回収できるという考え方のことを指します。
具体的には、賭けにおいて負けた場合には、その倍の金額を次の賭けにかけることで、次に当たれば先の負けを取り戻せるというものです。例えば、1回目に10ドル負けた場合、2回目には20ドルを賭け、当たった場合には30ドルの利益が出ます。もしも2回目も負けた場合には、3回目には40ドルを賭け、当たった場合には60ドルの利益が出ます。
この方法は、一見すると理にかなった考え方のように見えますが、実際には大きなリスクが伴います。何回も負けが続くと、賭ける額が指数関数的に増加していき、一度の大きな負けで全てを失う可能性があるためです。また、カジノなどの賭博場では、最低賭け金や上限が設けられていることが多く、この法則を使うことができない場合もあります。
