職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

希望的観測

希望的観測とは、根拠や合理性がなく、単に「そうなってほしい」という希望に基づいて判断を行うことをいいます。一般に、好ましい結果が好ましくない結果よりもありそうだと予測することを指します。

希望的観測には、ポジティブ思考でプラスに働くケースもありますが、論理的な根拠がないので地に足のついた考え方ではなく、確実性に欠ける観測でしかありません。

希望的観測の具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。

就職試験に落ちても、きっと次は受かる
ダイエットを始めたけれど、すぐに痩せるはず
宝くじに当選するだろう
投資で儲かる
希望的観測は、問題を先送りしたり、間違った方法で問題解決に取り組み続けてしまう危険があります。また、過度の希望的観測は、現実とかけ離れた考え方や行動につながり、精神的なストレスや対人関係のトラブルを引き起こすこともあります。

希望的観測を避けるためには、以下のことに注意するとよいでしょう。

根拠や合理性に基づいて判断する
楽観的になりすぎない
現実的な目標を設定する
失敗を恐れない
希望的観測は、ポジティブな思考を促すきっかけにもなりますが、過度に陥らないように注意することが大切です。