流動性知能とは、推論し、問題を解決し、抽象的に思考する能力のことです。新しい状況に適応し、これまで遭遇したことのない問題を解決する能力である。
流動性知能は、認知能力の基本的な側面と考えられており、遺伝的および環境的要因に影響されると考えられています。一般的には、パズルを解く、パターン認識課題をこなす、新しい情報を扱うなど、抽象的な推論を必要とする課題を通じて評価されます。
教育や経験によって身につけた知識や技能を指す結晶化された知能とは異なり、流動性知能は文化的・教育的要因の影響を受けず、大部分が生得的であると考えられています。流動性知能は、成人期初期にピークを迎え、時間の経過とともに徐々に低下していく傾向があります。
流動性知能は、問題解決、意思決定、新しい状況への適応など、日常生活の多くの場面で重要です。また、学業や職業上の成功の重要な予測因子であると考えられています。
