職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

公認心理師

公認心理師とは、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、保健医療、福祉、教育その他の分野において、助言や指導、援助、分析などを業とする人のことです。

2017年9月15日に施行された公認心理師法に基づき、心理職で唯一の国家資格として誕生しました。

公認心理師の業務は、大きく分けて以下の4つです。

心理に関する支援を要する者の心理状態の観察・分析
心理に関する支援を要する者との心理相談による助言・指導
心理に関する支援を要する者の関係者との心理相談による助言・指導
メンタルヘルスの知識普及のための教育・情報提供
公認心理師は、これらの業務を通じて、心の健康を保持・増進する支援を行います。

公認心理師が活躍する主な分野は、以下のとおりです。

医療分野:病院や診療所などにおいて、精神疾患発達障害などの相談・治療を行う
福祉分野:障害者施設や児童養護施設などにおいて、相談や支援を行う
教育分野:学校や教育機関などにおいて、学習支援やカウンセリングを行う
司法分野:裁判所や少年鑑別所などにおいて、心理鑑定を行う
産業分野:企業や組織において、メンタルヘルス対策を行う
公認心理師には、以下の資格要件が定められています。

大学で心理学に関する科目を履修して卒業し、かつ、指定された実務経験を有する
公認心理師試験に合格する
公認心理師試験は、筆記試験と実技試験から構成されています。筆記試験では、心理学に関する基礎知識や臨床心理学に関する知識が問われます。実技試験では、面接技能や心理検査の実施技能が問われます。

公認心理師は、国民の心の健康を守るために重要な役割を担う専門職です。今後、公認心理師の活躍の場はさらに広がっていくことが期待されています。