職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

(心理学における)記憶

心理学における記憶とは、経験や学習によって生じた、過去の出来事や知識を保持する機能のことです。記憶には、感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つの段階があります。

感覚記憶は、感覚器官から入ってきた情報を、1~2秒ほど保持する記憶です。
短期記憶は、感覚記憶から注意を向けられた情報を、数秒~数分ほど保持する記憶です。
長期記憶は、短期記憶から意味づけや感情などによって、より長期的に保持される記憶です。
長期記憶は、陳述記憶と非陳述記憶に分けられます。

陳述記憶は、言葉で表現できる記憶です。意味記憶(言葉の意味や事物の知識)とエピソード記憶(個人的な経験や出来事)に分けられます。
非陳述記憶は、言葉で表現できない記憶です。手続き記憶(歩く、自転車に乗るなどの動作)や情動記憶(感情や気持ち)に分けられます。
記憶は、脳の海馬や扁桃体などの記憶中枢によって処理されます。記憶中枢は、経験や学習によって変化し、記憶の能力が向上します。

記憶は、人間の生活に欠かせない機能です。記憶によって、過去の出来事を振り返り、そこから学びを得ることができます。また、記憶によって、日常生活のさまざまな場面で必要な情報を思い出し、行動に活かすことができます。