職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

回避と回避のコンフリクト

回避と回避のコンフリクトとは、どちらも避けたい、不快な選択肢しか残されていない状況で、どちらを選択するか迷ってしまう葛藤のことです。

例えば、

新しい上司とそりが合わず、職場に行きたくない。しかし、仕事を休んで評価が下がるのもイヤだ。
真夜中にお腹が減って、一つだけ保存食を見つけたが、あまり好きではない食べ物だった。近くにコンビニなどなければ、それを食べるか食べないか、迷ってしまう。
このような状況では、どちらを選んでも嫌な思いをすることになります。そのため、どちらの選択肢にも近づかず、中途半端な行動や、行動を起こさないといった形で葛藤を回避しようとします。

回避と回避のコンフリクトは、以下の3つの特徴があります。

どちらの選択肢も不快である。
どちらの選択肢にも近づかず、中途半端な行動や、行動を起こさないといった形で葛藤を回避しようとする。
ストレスや不安を引き起こす。
回避と回避のコンフリクトを解決するには、どちらの選択肢も不快であることを受け入れることが大切です。そして、どちらの選択肢を選択するかを、冷静に考えるようにしましょう。また、状況を改善するために、新しい選択肢を探してみるのも一つの方法です。