黄胆汁質とは、古代ギリシャの医学者ヒポクラテスによって提唱された4つの気質分類の1つです。黄胆汁は、火のような温かく乾いた性質を持つ体液とされ、黄胆汁質は、この体液が過剰な性格であるとされています。
黄胆汁質の特徴は、以下の通りです。
情動反応が強く、激しく怒りやすい
積極的で活動的
意志が強く、目標に向かって努力する
決断力があり、実行力がある
リーダーシップがある
黄胆汁質の人は、情熱的で行動力があり、リーダーシップを発揮する能力に長けているため、政治家や経営者などに多いと言われています。しかし、怒りっぽく、衝動的になりやすいという面もあるため、周囲とのコミュニケーションを円滑に行うように注意する必要があります。
現代では、黄胆汁質は、医学的な根拠はないとする考えもあります。しかし、気質とは、生まれつき備わっている性格の傾向であり、その人の行動や思考に影響を与えるものと考えられています。そのため、自分の気質を理解することは、自分をよりよく理解し、よりよい人間関係を築くために役立ちます。
