職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

一回学習

一回学習とは、一度だけ学習して、それ以降は記憶に定着するという学習方法です。

人間の脳は、一度記憶したことでも、時間が経つと忘れてしまいます。これを「忘却」といいます。エビングハウス忘却曲線によると、一度覚えた内容も1時間後には56%忘れ、1日後には74%忘れてしまいます。

そのため、一度学習しただけでは、記憶に定着させるのは難しいのです。そこで、一回学習では、短期間で集中的に繰り返し復習を行うことで、記憶の定着を図ります。

一回学習の具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

学習した内容を、3分程度でいったん整理して、全体像を大まかに把握する。
学習した内容を、翌日の朝に5分間復習する。
学習した内容を、1週間後に10分間復習する。
学習した内容を、試験前日などに20分間復習する。
一回学習は、短期間で効率的に学習したい人におすすめの学習方法です。しかし、一回学習だけでは、深い理解や応用力は身につきにくいというデメリットがあります。そのため、一回学習を行った後は、必要に応じて、深い理解や応用力を身につけるための学習を行うことも重要です。