職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

チェリー・ピッキング

チェリー・ピッキングとは、多くの事例の中から自らの論証に有利な証拠のみを選び、それと矛盾する証拠を隠したり無視する行為のことである。

チェリー・ピッキングは、論理学では誤った論理、詭弁術として知られる。チェリー・ピッキングをすることで、自分の主張を正当化したり、相手の主張を誤りであると見せかけたりすることができる。

チェリー・ピッキングの例としては、以下のようなケースが挙げられる。

ある統計データから、特定の政策が有効であると結論づける。しかし、その統計データには、政策の効果を否定するようなデータも含まれている。
ある研究結果から、特定の薬が有効であると結論づける。しかし、その研究結果には、薬の副作用に関するデータは含まれていない。
ある個人の経験から、特定の製品が優れていると結論づける。しかし、その個人の経験は、他の人の経験とは異なる可能性がある。
チェリー・ピッキングを避けるためには、事実を正確に理解し、すべての証拠を吟味することが重要である。また、自分の主張を裏付ける証拠を慎重に選択することも必要である。

チェリー・ピッキングは、論理的な思考や議論を妨げる厄介な問題である。チェリー・ピッキングを避けることで、より正確で公平な議論をすることができる。