セルフ・モニタリングとは、自分の行動や考え、感情などを客観的に観察・記録することです。認知行動療法の技法の一つで、心理療法の臨床においては、クライアント自身が自分の行動や考え、感情を観察し、記録することで、自分の問題行動や問題思考を客観的に認識し、行動変容を促すために用いられます。
セルフ・モニタリングには、以下のような目的があります。
自分の問題行動や問題思考を客観的に認識する
自分の行動や思考のパターンを把握する
自分の行動や思考の原因を分析する
自分の行動や思考を修正する
セルフ・モニタリングは、心理療法の臨床において用いられるだけでなく、日常生活においても、自分の行動や思考を改善するために役立ちます。例えば、
ダイエットや筋トレなどの目標を達成するために
ストレスや不安を軽減するために
感情をコントロールするために
セルフ・モニタリングを行うことで、自分の状態をより客観的に把握し、適切な対処を行うことができるようになります。
セルフ・モニタリングを行う際には、以下のような点に注意するとよいでしょう。
記録する項目を明確にする
記録する頻度を決める
記録を続けられるようにする
セルフ・モニタリングは、最初は難しいと感じるかもしれません。しかし、継続することで、自分の状態を客観的に把握できるようになり、生活の質を向上させることができます。
