職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

2023-09-06から1日間の記事一覧

実体二元論とは?

実体二元論とは、心身問題に関する形而上学的な立場のひとつで、この世界にはモノとココロという本質的に異なる独立した二つの実体がある、とする考え方です。ここで言う実体とは他の何にも依らずそれだけで独立して存在しうるものの事を言い、つまりは脳が…

実存的空虚とは?

実存的空虚とは、人生に意味や目的を見いだせないことによる虚しさや無力感のことです。オーストリアの精神医学者ヴィクトール・フランクルによって提唱された概念です。 フランクルは、人間には「意味への意志」という根本的な欲求があると説きました。この…

実存心理学とは?

実存心理学とは、人間を存在として捉え、自由や責任、孤独、死などの普遍的な問題に焦点を当てた心理学です。実存主義哲学や現象学を背景理論としており、人間を全人的に把握することを志向しています。 実存心理学では、人間は自由な存在であり、自分の人生…

実存主義とは?

実存主義とは、人間の存在を哲学の中心に置く思想的立場です。実存主義は、人間は生まれながらにして、何の役割や目的も与えられずに、この世界に放り出されてきた存在であると捉えます。そのため、人間は、自分の自由意志によって、自分自身の存在意義や生…

実存は本質に先立つとは?

「実存は本質に先立つ」とは、フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルによって提唱された概念であり、実存主義の基礎的な思想です。 この概念は、人間の存在を、物体と対比させて捉えなおすことによって導き出されます。物体は、その存在する前に、すでに…

実効性比とは?

実効性比とは、繁殖可能な雌と雄の比率のことで、繁殖可能な雌1匹に対して繁殖可能な雄が何匹いるかを示す指標です。 潜在的繁殖速度が速い性は、潜在的繁殖速度が遅い性に比べて、次の繁殖に速く取りかかることができるため、より多くの子どもを残すことが…

実験心理学とは?

実験心理学とは、実験的手法を用いて、人間の心や行動の法則性を明らかにする心理学の一分野です。研究対象は、感覚、知覚、学習、記憶、注意、認知、感情、動機づけ、行動など多岐にわたります。 実験心理学は、心理学を科学として確立するために、ドイツの…

質問紙法とは?

質問紙法とは、あらかじめ用意された質問項目に対して回答してもらう方法です。回答は、選択式(はい・いいえ、5段階評価、7段階評価など)や自由回答などがあります。 質問紙法は、主に心理学や社会学などの研究で用いられています。パーソナリティや態度、…

嫉妬とは?

嫉妬とは、他人が自分より優れている、恵まれていると思ったときに感じる、「そねみ」や「ねたみ」といったネガティブな感情のことです。また、自分が好意を持っている相手の興味や関心、愛情が自分以外の人や物に向いたときに起こるねたみの感情も嫉妬です…

自律神経系とは?

自律神経系とは、意識することなく、体の機能を調節する神経系です。交感神経と副交感神経の2つの神経から構成されており、両者は拮抗的に働くことで、体のバランスを保っています。 交感神経は、緊張や興奮状態のときに働く神経です。心拍数や血圧を上げ、…

自由想起法とは?

自由想起法とは、被験者に記銘した項目を順序無く自由に再生させる方法です。 被験者は、記銘した項目を思い出して、順番を気にせずに、何でも言います。被験者の言語は、研究者が記録します。 自由想起法は、記憶の長期保持を評価するための方法として、広…

自由意志とは?

自由意志とは、人間には、何からも影響を受けずに、「何かを成そうとする気持ちや考え」を自由に生み出す能力がある、とする仮説です。 自由意志を認めるということは、人々は自らの判断で行動を決定していること、そしてその行為の責任もその行為者が負うこ…

自閉症とは?

自閉症(じへいしょう、英: Autism Spectrum Disorder、ASD)は、発達障害の一種で、主に社会的な相互作用、コミュニケーション能力、興味・行動の領域において特徴的な特徴を持つ症状の一群を指します。自閉症は、幼児期から幼少期にかけて症状が現れ、一生…

自閉症とは?

自閉症(じへいしょう、英: Autism Spectrum Disorder、ASD)は、発達障害の一種で、主に社会的な相互作用、コミュニケーション能力、興味・行動の領域において特徴的な特徴を持つ症状の一群を指します。自閉症は、幼児期から幼少期にかけて症状が現れ、一生…

自閉スペクトラム症とは?

自閉スペクトラム症(ASD)とは、コミュニケーションや言語の障害、そして常同行動や興味の偏りなどの特徴をもつ神経発達症です。 具体的には、以下の3つの基本的な特徴があります。 対人関係や社会的なやりとりの障害他者の気持ちを理解したり、共感したり…

自伝的自我

自伝的自我とは、個人の過去の経験と記憶に基づいて形成される自己の概念です。これは、個人が自分自身をどのように捉え、理解し、他者とのつながりを感じているかに影響を与えます。 自伝的自我は、幼児期から徐々に形成されていきます。個人が経験した出来…

自尊心仮説

自尊心仮説とは、自尊心が低い人は、相手が自信満々の場合、どんな話であろうと説得されやすい傾向があるというものです。 自尊心とは、自己に対する評価、つまり自信の上位概念であり、時間的に変化しにくい認知です。自尊心・自己評価とも言い、例えば自分…

(心理学における)自殺の4類型

心理学における自殺の4類型は、エミール・デュルケームが1897年に出版した『自殺論』で提唱されたものです。デュルケームは、自殺の原因は個人的な要因だけでなく、社会的な要因も大きいと考え、社会の統合性と規制性という2つの次元から自殺の類型を分類し…

自己目的的パーソナリティ

自己目的的パーソナリティとは、ある活動をすること自体に価値を見出し、その活動に没頭できるパーソナリティです。 自己目的的パーソナリティの人は、活動の過程に集中し、その活動から得られる内発的報酬(達成感、充実感、楽しさなど)に価値を見出します…

(心理学における)自己本位的自殺

エミール・デュルケムが著書『自殺論』(1897年)において提唱した自殺の類型の一つです。デュルケムは、自殺は個人的な要因だけでなく、社会的な要因によっても引き起こされると考えました。その上で、自殺の類型を以下の4つに分類しています。 自己本位的…

自己評価維持モデル

自己評価維持モデルとは、ジョージア大学の心理学名誉教授のアブラハム・テッサーが提唱した、自己評価を維持または高揚する行動をとる動機に関する社会心理学の理論です。 このモデルは、以下の2つの前提に基づいています。 人は肯定的な自己評価を維持また…