語彙的アプローチとは、言語学習において、語彙の学習に重点を置く教授法です。1990年代にイギリスの言語学者マイケル・ルイスによって提唱されました。
語彙的アプローチの根底にある考え方は、言語学習の重要な部分は、語彙フレーズを塊として理解し、生成できるようにすることであるという考え方です。
語彙的アプローチでは、文法そのものよりも語彙に重点が置かれ、ネイティブスピーカーが日常的に使用する英文から語彙フレーズを拾って学習します。その際、単語単位ではなく、語句やフレーズ単位で学習することで、効率的に語彙を習得することができます。
語彙的アプローチでは、以下のような手法が用いられます。
語彙フレーズを文脈の中で学習する
語彙フレーズを繰り返し使用する
語彙フレーズを応用する
語彙的アプローチは、第二言語習得研究の成果を踏まえた教授法であり、効果的な言語学習法として注目されています。
語彙的アプローチのメリットとしては、以下が挙げられます。
自然な言い回しを身につけることができる
英文の理解と構築のスピードが上がり、スムーズなコミュニケーションが可能になる
学習効果が高く、効率的に語彙を習得できる
語彙的アプローチは、第二言語習得のあらゆる段階で活用できる教授法です。特に、初級者や中級者には効果的な学習法と言えるでしょう。
