職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

(心理学者の)ロック

心理学者のロックは、ジョン・ロック(1632-1704)のことだと思います。彼はイギリスの哲学者、政治家、教育者であり、経験論の父として知られています。彼の著書『人間悟性論』(1690)は、人間の認識や知識のあり方を経験論的に論じたもので、近代哲学に大きな影響を与えました。

ロックの心理学に対する主な貢献は、以下の2点です。

人間の心は白紙であるという「白紙説」
知識は経験から生まれるという「経験論」
ロックは、人間の心は生まれつき何も持っていない白紙であると考えました。そして、知識は経験によってのみ獲得されると考えました。この考えは、その後の心理学の発展に大きな影響を与えました。

例えば、ロックの白紙説は、認知心理学の基礎となった「認知の発達」の考えにつながりました。また、経験論は、学習心理学の基礎となった「学習の原理」の考えにつながりました。

したがって、ロックは心理学の発展に大きな貢献をした人物と言えるでしょう。

なお、ロックは心理学者として専門的な研究を行ったわけではありません。しかし、彼の思想は、その後の心理学の発展に大きな影響を与えたため、心理学者として分類されていることが多いです。