職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

パーソナル・スペース

パーソナル・スペースとは、他人に侵入されると不快に感じる空間のことです。パーソナルエリア、個体距離、対人距離とも呼ばれます。

パーソナル・スペースの広さは、人種や民族、性別、文化、年齢、性格、その相手によって異なります。一般的には、女性よりも男性の方がパーソナル・スペースが広いとされています。また、親密な相手ほどパーソナル・スペースは狭く、逆に敵視している相手に対しては広くなります。

パーソナル・スペースは、人間の防衛本能や縄張り意識によって生じます。他人にパーソナル・スペースを侵入されると、不安や緊張、不快感などを感じます。また、免疫力が低下したり、パフォーマンスが低下したりすることもあります。

パーソナル・スペースは、人間関係やコミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。パーソナル・スペースを理解し、適切な距離感を保つことで、円滑なコミュニケーションを図ることができます。

パーソナル・スペースには、以下の4つの種類があります。

密接距離(0~45cm):親密な相手と話すときや、抱きしめたりキスをしたりする場合の距離。
個体距離(45~120cm):友人や同僚と話すときや、手を握ったり肩を組んだりするときの距離。
社会距離(120~360cm):知人や仕事上の相手と話すときや、会食をするときの距離。
公衆距離(360cm以上):講演会や会議など、大勢の人が集まる場合の距離。
パーソナル・スペースは、相手との関係性や場所などに合わせて、使い分けることが大切です。