職場で使える心理学

もしあなたが職場の人間関係で悩んでいるのなら心理学の知識を使って解決できるかもしれません。

ハウスマネー効果

ハウスマネー効果とは、予想外に得たお金は、普段よりリスクを取る傾向(無駄遣いする傾向)が強く なる現象のことを指します。

ここで言う「ハウス」とは、「カジノ」のことです。 直訳すると「カジノで稼いだお金」という意味になります。 このハウスマネーは、臨時収入であることから、無くなっても損をしたという気持ちになりにくい傾向があり ます。 「あぶく銭効果」と呼ばれることもあります。

ハウスマネー効果の例としては、以下が挙げられます。

宝くじで当たったお金で、高級車や高額な買い物をしてしまう
競馬で勝ったお金で、次のレースに全額賭けてしまう
ボーナスでもらったお金で、旅行やレジャーにお金を使う
ハウスマネー効果は、以下のような心理的な要因によって引き起こされます。

臨時収入であるため、元本に対する心理的負担が少ない
リスクを取って得たお金であるため、失っても損をしたという気持ちになりにくい
臨時収入は、通常の収入とは別枠で考えてしまい、使い切ってしまう
ハウスマネー効果を防ぐためには、以下のようなことに注意しましょう。

臨時収入も、通常の収入と同じように考えるようにする
臨時収入を、あらかじめ決めていた目標に使うようにする
臨時収入を、投資や貯蓄などの資産形成に回すようにする
ハウスマネー効果は、投資やギャンブルで失敗する原因の一つです。ハウスマネー効果を理解して、適切なお金の使い方を心がけましょう。